概要
最近、老後 2,000 万円問題の話が出てから、投資や株をやる方が増えてきました。
私ももれなくそのうちの 1 人なのですが、実際に株を買ってみると購入した会社の株価を見るのってとっても楽しいですよね。
そんな中、OSS で現在の株価を把握することができるターミナルがあったので、紹介したいと思います。
今回紹介する OSS は Python で作成された投資調査のための統合環境「OpenBB Terminal」です。
「OpenBB Terminal」を利用すると、以下のよう株価の画面などを簡単に表示することができます。
それでは早速使い方についてみていきましょう。
利用手順
インストール方法は OpenBB Terminal 公式サイトから、ご使用の OS に合ったインストーラーファイルをダウンロードします。
ダウンロードした後は、インストーラーに沿って進めていくとインストールが完了します。
あとはインストールした「OpenBB Terminal」を起動し、以下のような画面が開けば動作確認完了です!
使用感
実際に自分も起動して触ってみました!
README の GIF にあるチュートリアルを自分も追ってみました。
まずは起動後に表示されるコンソール画面で、stocks
と入力し、stocks(株式)メニューへ移行します。
$ stocks
次に、株価を調べたい会社のティッカーコードを調べます。
今回は自分も株を保持している会社「Apple」の株価を調べたいと思いますので、コンソールに apple
と入力します。
$ apple
すると、以下のような画面が表示され、「Apple」のティッカーコードを確認してみると「AAPL」であることがわかります。
では続いて、ろうそく足のグラフを表示するため、「Apple」の過去 1 年分のデータを取得するため、コンソールに load
-t AAPL -r 1y
と入力します。
$ load -t AAPL -r 1y
以下のように「Apple」の1年間の株価データが表示されます。
1 年間のデータを取得したら、そのデータのろうそく足グラフを表示させます。
以下のようにコンソールへ candle
を入力しすることで、グラフが表示されます。
$ candle
そのほかにも、コンソールへ quote
を入力するとその日の現在価格などの情報を知ることができます。
なお、「OpenBB Terminal」は今回紹介した機能以外もたくさんできることがあるため、もっと詳しく知りたい場合は以下の公式ドキュメントを参照してみてください。
まとめ
今回は、Python で作成された投資調査のための統合環境として利用可能な OSS「OpenBB Terminal」を紹介しました。
コンソール上で株価を調査したり内容を把握することができるので、少し玄人感が出て雰囲気が出て楽しいですね。
なお、Python で作成された OSS のため、pandas などもフレームワークが使われているので、Python になじみのある方にとってはソースを読み込んで処理内容を把握して勉強してみるのもよいかもしれませんね。