ソフトウェア開発者のための OSS、まとめてみました!

ソフトウェア開発を行なっている自分が、個人的に面白いと思ったプログラムの最新技術や、オープンソースソフトウェア(OSS)をまとめています!

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文字情報から画像を AI が生成する Disco Diffusion を簡単に実行してみたいなら!「DiscoArt」

概要

状況を説明するだけで AI がその状況にあった画像を作成してくれる技術をご存じでしょうか?

こちらは Disco Diffusion と呼ばれる AI モデリング手法で、Text-to-Image を実行するものになります。

github.com

上記のような画像を作成することができ、もはや何が本物で何が AI で作成されたものが分からなくなりつつありますが、AI が画像を自動で作成してくれるというのは正直衝撃を受けましたね。

本家の Disco Diffusion では画像を作成する際に様々な準備や作業が必要ですが、その作業をシンプルにまとめた OSS が、今回紹介する「DiscoArt」になります。

Disco Diffusion で画像を作成する際には、こちらの「DiscoArt」を使って簡単に作成してみましょう。

利用手順

端末にインストールする際は、以下の準備が必要です。

  • Python v3.7 以上
  • PyTorch のインストール

以下のコマンドを入力して、「DiscoArt」をインストールします。

pip install discoart

上記コマンドは、セルフホスティング環境、Google Colab 環境、非 GUI 環境で利用する際でも同じように使用できます。

CLI から使用する場合は、python -m discoart create コマンドを、サービスとして使用する場合は、python -m discoart serve コマンドを入力することで実行することができます。

使用感

実際に自分もこちらの「DiscoArt」を試してみました!

使い方はとてもシンプルで、以下のコード 2 行を書いて実行するだけです!!!!

from discoart import create
da = create()

説明は以上になりますが、とても簡単に Disco Diffusion で AI 画像を作成することができることが分かります。

DiscoArt」についてもっと詳細について知りたい場合は README に記載がありますので、どのように動いているのか、起動時のログを見てみたいなどある場合は、ぜひ参照してみてください。

まとめ

今回は、本家の Disco Diffusion で画像を作成する工程をシンプルにまとめた OSSDiscoArt」をご紹介しました。

インストールが完了すれば、わずか 2 行で AI 画像を作成することができるので、一度試してみてはいかがでしょうか。

また、Text-to-Image などに興味がある方なども、勉強の意味も含めてこちらの「DiscoArtソースコードを確認してみたり、本家の Disco Diffusion のソースコードを確認してみてもよいかもしれませんね。

ライセンス

MIT License

リンク

github.com