概要
業務やプライベートでチャットツールを使用していますでしょうか?
私自身はプライベートでは LINE を使用してコミュニケーションをとっており、業務や仕事では Slack や Microsoft Teams などのチャットツールを使用しています。
Slack はプライベートでも仕事でも利用できるのでもっぱら使用していたのですが、無料プランの場合、チャットのメッセージが 90 日で表示されなくなってしまうことに気が付き、代替のチャットツールを見つけなければならなくなりました。
そんな中、Slack の代替になりうるチャットツールを見つけましたのでご紹介したいと思います。
今回ご紹介する OSS は、電子メールとチャットの長所を組み合わせた、独自のトピックベーススレッド機能を提供するチャットアプリ「Zulip」になります。
Zulip は世界の大企業や開発チームで積極的に使用されており、また世界中の開発者によってメンテナンス・機能開発・保守がされている OSS チャットアプリのようです。
それでは早速詳細についてみていきましょう!
目次
特徴
「Zulip」はクラウド版とセルフホスティング版があります。
「Zulip」には無料プラン、標準プラン、プラスプランがありますが、具体的な特徴としてはいかが挙げられていました。
クラウド版(一部抜粋)
基本機能についてみると、チャットの検索とファイル共有ストレージの容量が制限されているだけで、無料プランでも十分チャットサービスを利用することができそうですね。
また本記事には載せていませんが、ほか機能についても有料プランと見比べても無料プランとの差があまりなかったので、基本的に使用する際は無料プランでもよさそうだなという印象でした。
セルフホスティング版(一部抜粋)
セルフホスティング版はクラウド版よりも柔軟に利用することができるので、有料プランとの差がほとんどないですね。
ただ、「self-managed」とあり自分で対応しなければならない個所などが多いため、システムに強い方や会社でないと無料プランでの運用は難しそうかな、という印象でした。
それぞれのバージョンの詳細については公式ドキュメントを参照してみてください。
利用手順
今回は主にクラウド版「Zulip」の使い方についてみていきたいと思います。
「Zulip」の利用方法としては、公式サイトからアプリをダウンロードします。
「Zulip」はマルチプラットフォームに対応しており、macOS、Windows、Linux、Android、iOS、Terminal で使用可能です。
ダウンロード後は指示に従ってインストールを進めます。
その後、チャット用の組織を作成するかどうか、すでにある組織に属するかなどが聞かれるので、状況に応じて操作を進めると、チャットの使用が可能になります。
使用感
早速私のほうでも「Zulip」を触ってみました。
「Zulip」は冒頭でも述べましたがスレッド単位でチャットを展開していくことが可能なので、トピックが分散しないで議論できるのがよいですね。
また、チャットアプリなだけあり、「メッセージの送信」「ファイルアップロード」はもちろんのこと、ソースコード開発者にとってはなじみの深い「マークダウン方式での記載」「文章折り畳み」機能などが標準で搭載されていました。
ソフトウェア開発者などにとっては「Zulip」を使用することでよりスムーズに意思疎通ができそうですね!
まとめ
今回は、電子メールとチャットの長所を組み合わせた、独自のトピックベーススレッド機能を提供するチャットアプリ「Zulip」についてご紹介いたしました。
「Zulip」は Slack の代替となるよきチャットアプリになりそうです。
気になった方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。