ソフトウェア開発者のための OSS、まとめてみました!

ソフトウェア開発を行なっている自分が、個人的に面白いと思ったプログラムの最新技術や、オープンソースソフトウェア(OSS)をまとめています!

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ChatGPT をデスクトップアプリとしてリッチに使いたいなら!「ChatGPT Desktop」

概要

ChatGPT が登場してからというもの、巷では ChatGPT についての記事だったりニュース、雑誌などで多く紹介されています!

GitHub を眺めていても ChatGPT に関するリポジトリだったりニュースが数多く見受けられます。

ChatGPT API を利用したアプリケーションは Web アプリだったりモバイルアプリだったり、デスクトップアプリだったりと日々新しいものが開発されています。

そんな ChatGPT に関する OSS ですが、一際目立っていたリポジトリがあったので今回はこちらについてご紹介したいと思います。

今回ご紹介する OSS は、Tauri(Rust で記述された軽量な GUI フレームワーク)と Vue3 で作成された ChatGPT デスクトップアプリ「ChatGPT Desktop」になります。

本アプリの言語は中国語ではありますが、ChatGPT を使用するにあたり OpenAI API を介してのやり取りであるため、中国語が読めなくても基本的な操作方法としてはチャットアプリと同じような感覚で利用できると思います。

それでは早速こちらの「ChatGPT Desktop」について見ていきましょう!

目次

特徴

特徴としては以下の点が記載されていました。

  • Tauri を利用することによるプロジェクトの軽量化、かつマルチプラットフォームに対応(LinuxmacOSWindows
  • プロキシを設定することが可能で、柔軟なネットワークアクセスが可能
  • アプリをバックグラウンドで起動させておくことが可能、またはショートカットキーを設定することで一発で起動可能
  • マルチセッションダイアログをサポート、また GPT-3.5-turbo の最新機能を使用可能
  • 組み込みの豊富なエクスポート機能を兼ね備え、結果の共有が容易
  • 自動更新または手動更新チェックの機能をサポート
  • 会話のログは簡単に参照できるようローカルに保存可能

上記はほんの一部ですので、より詳細な特徴などについて把握したい方は README を参照されることをお勧めします。

利用手順

利用可能な OS は LinuxMacWindows となっており、各自リリースページから専用のインストーラをダウンロードしてください。

github.com

ちなみに、インストール後はアプリを開いて OpenAI API キーを設定する必要があります。

設定ページから API キーを設定することができるので、以下の画面から設定ください。

使用感

早速自分のほうでもこちらの「ChatGPT Desktop」について触ってみました!

画面自体はデスクトップアプリというだけあり、リッチな画面感でした。

デフォルト言語が中国語なので、中国語が得意な人ではない限り設定画面のページの情報などを読むことはできない(自分は中国語読めません。。)ですが、アイコンなどがあるため何となくでも利用できました!

使用感としては基本的には ChatGPT を利用していることもあり、チャット画面に何か聞きたいことを聞けば OpenAI API 経由で回答が返ってくるといった、基本的な ChatGPT のデスクトップアプリかと思います。

個人的にはデスクトップアプリは好きなほうなので、こちらの「ChatGPT Desktop」はとても御気に入りです!

まとめ

今回は、Tauri と Vue3 で作成された ChatGPT デスクトップアプリ「ChatGPT Desktop」についてご紹介しました。

デスクトップアプリというだけあって、GUI 画面はとてもリッチな感じで個人的にはとても好印象でした。

1 つ要望があるとするならば、デフォルト言語で英語、できれば日本語を設定できればうれしいなという感じですが、ChatGPT を使う上ではあまり必要のない機能かもしれないので、実装されることを祈りつつ気長に待とうと思います。

ChatGPT をデスクトップアプリで利用するサービス・アプリなどは数が少ないので個人的に珍しいな、けどうれしいなという気持ちでこちらの OSS を触っていました。

私のように ChatGPT をデスクトップアプリとして活用したいという方や、プロキシ環境下でも利用できる ChatGPT アプリをお探しの方などは、ぜひこちらの「ChatGPT Desktop」を触ってみるのはいかがでしょうか。

ライセンス

MIT License

リンク

github.com