概要
ChatGPT の出現により、巷では空前の AI 活用ブームになっているかと思います。
ChatGPT は高度な AI 技術によって人間のように自然な会話ができるチャットサービスです。
そんな ChatGPT も元をたどれば「GPT」という言語モデルがベースとなっており、大量のテキストデータを機械学習した結果、人間と自然な会話が行える AI となったということです。
上記のような話を聞くと機械学習ってすごい!って思いませんか?
私は単純なので機械学習ってコンピューターにいろいろ覚えさせるとなんでもできるんだ、とか思ってしまいます(実際はそんなことはないのですが。。)。
じゃあ機械学習について学んでみようかなとまずはインターネットや GitHub に何か参考になる記事などないかな、と探していたところ GitHub に OSS として記事がまとめられていたので、今回はこちらについてご紹介しようと思います。
今回ご紹介する OSS は、Microsoft が提供する初心者のための機械学習カリキュラム「Machine Learning for Beginners」になります。
本 カリキュラムでは、機械学習に関する知識を 12 週間の 26 レッスンのカリキュラムを通じて学ぶことができるというものになります。
主に Python で使用できる機械学習ライブラリ Scikit-learn を使用して、Deep Learning を使用しない古典的な機械学習と呼ばれることがあるものについて学習できます。
それでは早速詳細について見ていきましょう!
目次
特徴
「Machine Learning for Beginners」では古典的な機械学習手法を、世界の多くの地域のデータに適用しながら世界を旅する、というコンセプトでカリキュラムが組み込まれています。
また、各レッスンにはレッスン前後のクイズ、レッスンを完了するための書面による指示、解決策、課題などが含まれています。
実際に機械学習をするためのプログラムを構築しながら学ぶことを通じて、新しいスキルを身に着けることをコンセプトにした方法で展開されていきます。
利用手順
利用方法としては、リポジトリの README を参照するか、以下の公式ページを参照することでご利用いただけます。
使用感
早速私のほうでもこちらの「Machine Learning for Beginners」を見てみました。
本ドキュメントは全編英語ですので少し骨が折れる部分があるかと思いますが、Microsoft が出している機械学習プログラムというだけあって、安心して学習を進めることができそうです。
困ったら Google 先生などで翻訳しながら進めましょう!
また各レッスンの最初と最後には、知識定着具合を図る簡単なクイズが用意されていましたが、こちらはなぜか日本語表示可能でした。
今後、カリキュラムのほうも日本語対応することを切に願いたいですね。
まとめ
今回は Microsoft が提供する初心者のための機械学習カリキュラム「Machine Learning for Beginners」についてご紹介しました。
ChatGPT が流行している今、機械学習について一から学んでみるのもよいのではないでしょうか。
Microsoft が出している機械学習用のカリキュラムなので、安心して勉強を進められると思います。
内容自体は古典的な機械学習について学ぶ、Scikit-learn を利用した機械学習について学ぶということだったため、Deep Learning について学びたい方などにとっては少々物足りないかもしれませんが、それでも機械学習とは何ぞやという点を学ぶことができる良いチャンスかと思います。
機械学習について学んでみたい、Scikit-learn を利用した機械学習について学んでみたい、といった方々にとってはとても参考になる OSS かと思います。
興味を少しでも持った方は、ぜひ一度こちらの「Machine Learning for Beginners」について参照されてみてはいかがでしょうか?