概要
皆様はパソコンの OS は普段何をメインで使用されていますでしょうか?
私は普段 Windows を利用しており、本日も Windows 11 を利用しています。
ただ、私事になるのですが最近 macOS のパソコンも購入しており、これまで Mac でしか触れなかったアプリなどが触れるようになってきました!
外出するときなどは macOS などを持ち運んで作業などをしているのですが、逆に Mac だと Windows 専用のアプリなどが触れない状況があり、困る時があります。
そんな中、OSS で Windows サービスを無料で利用することができるものがあったので、今回こちらについてご紹介したいと思います。
今回ご紹介する OSS は、Docker コンテナ上に Windows を配備して利用することができる「Windows」になります。
名前はそのままですが、実際に Windows の機能を触ることができます!
それでは早速詳細についてみていきましょう!
目次
特徴
特徴はやはり、Docker のコンテナ上に、Windows 環境を構築して実際に動かすことができる点にあります!
現時点では以下の Windows 環境をコンテナ上にデプロイすることが可能ということです。
利用手順
前提条件
Docker をインストールしておく必要があります。
まだの人は以下のサイトから Docker をインストールしておきましょう。
利用方法
docker-compose.yml
ファイルを作成し、以下の内容を記載します。
version: "3" services: windows: image: dockurr/windows container_name: windows environment: VERSION: "win11" devices: - /dev/kvm cap_add: - NET_ADMIN ports: - 8006:8006 - 3389:3389/tcp - 3389:3389/udp stop_grace_period: 2m restart: on-failure
その後、Docker CLI で以下コマンドを実行するだけで動作させることができます!
docker run -it --rm --name windows -p 8006:8006 --device=/dev/kvm --cap-add NET_ADMIN --stop-timeout 120 dockurr/windows
起動後は http://localhost:8006/
にアクセスすることで、Docker 上で動いている Windows 環境にアクセスすることができます。
使用感
私のほうでも実際に今回の OSS「Windows」を動かしてみました!
初めて Docker からイメージをダウンロードしてきて動かし始める際は時間がかかりましたが、動かした後はとてもサクサク動いていました。
私の場合、デフォルトの Windows をコンテナ上で動かしていたので、画像は Windows 11 のものになります。
通常の Window と同じようにスタートメニューやエクスプローラー、Edge などは普通に使用できました!
試しに Edge で YouTube を視聴してみました。
画面側はサクサク動いており、ネットワークも問題なく接続できていましたが、README にあるように、コンテナ上で動いているサーバーの音声などは聞くことはできません。
ただ、ネットサーフィンができるので、普通に Windows を使用する分には十分かと思います。
今回はさわりだけですが、ほかにもできることがたくさんあったり、オプション機能が充実していますので、興味がある方は README に目を通してみるのもよいかと思います。
まとめ
今回は、Docker コンテナ上に Windows を配備して利用することができる「Windows」という OSS をご紹介いたしました。
Docker 上に配備できるので、テスト環境として作成したり、サブ機として使用するのもよさそうですね。
macOS しか持っていない方にとっても、Docker 上で簡易的に Windows を触る分には問題ないかと思います。
気になった方は是非一度、こちらの OSS を触ってみてください!