概要
今回は面白いコンセプトのエディタを発見したのでご紹介いたします!
今回紹介する OSS は、午前 3 時に作業をするときに網膜を重視するリバースエンジニア・プログラマーのためのバイナリエディタ「ImHex」になります。
「ImHex」が初めて公開されたのは 2020 年 12 月ということで比較的新しいエディタになります。
まずは簡単に特徴などを紹介していこうと思います。
特徴
README に記載されている特徴を日本語に翻訳して、こちらに転記しています。
かなりたくさんの機能があることが分かりますね!
- 特徴的な Hex ビュー
- ファイルのコンテンツを強調表示する解析用の C++ に似たカスタム パターン言語
- 深夜のセッションで使用しても網膜を保護
- デフォルトではダークモード(ライトモードも利用可能)
- データのインポート
- Base64 ファイル
- IPS および IPS32 パッチ
- データのエクスポート
- IPS および IPS32 パッチ
- データをさまざまなタイプ (リトルエンディアンとビッグ エンディアン) として解釈可能
- 高速で効率的な読み込みによる巨大ファイルのサポート
- 文字列検索
- 文字列のコピー
- デマングル文字列のコピー
- ファイルハッシュのサポート
- 多くのアーキテクチャをサポートする逆アセンブラー (Capstone のフロントエンド)
- ブックマーク
- 領域の強調表示
- コメント
- データ アナライザー
- ビルトインコンテンツストア
- データベースで見つかったすべてのファイルを ImHex 内から直接ダウンロードします
- Yara のサポート
- 公式の Yara を使用してファイルの脆弱性をすばやくスキャン
- 便利なツール
利用手順
「ImHex」をインストールする方法について見ていきましょう。
以下の公式ページに利用 OS ごとにインストールパッケージが用意されています。
各自利用している端末にあったファイルをダウンロードし、インストールしてください。
ちなみに、私の利用端末は Windows のため、「Download for Windows」からインストールをしました。
使用感
実際に私も端末にインストールして利用してみました!
バイナリエディタを触れるのは初めてなのですが、初心者でも操作性には困りませんでした。
「ImHex」を少し触ってみた感想ですが、見た目や UI がきれいなので使っていて気持ちが良いですね。
自分はまだまだ使いこなせそうにはないですが、少しずつバイナリエディタを利用して、バイナリも扱えるプログラマーになりたいと思います。
冒頭で述べた通りたくさんの機能があるので、いろいろな機能を試してみたい場合はぜひ以下のドキュメントをご覧になってみてください!
まとめ
今回は、午前 3 時に作業をするときに網膜を重視するリバースエンジニア・プログラマーを応援するバイナリエディタ「ImHex」を紹介しました。
リバースエンジニアリングをされている方やバイナリを扱っているプログラマーの方、または網膜に優しくて機能がたくさんあるバイナリエディタを利用してみたいと思っている開発者の皆さん、ぜひ一度こちらの「ImHex」をご検討されてみてはいかがでしょうか。
ライセンス
GNU General Public License v2.0
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