概要
皆さまはパソコン上で画像や絵を描いたことはありますでしょうか?
私自身は Web アプリをよく作っているのですが、その際のアイコンだったりアプリの宣伝画像などを作成するときによくパワーポイントやペイント、その他ツールを使用して絵をよく書いていました。
ただ、JPEG や PNG の場合、画像を拡大すると線がそのまま拡大されてぼやけてしまったりジャギーが発生することがよくあります。
そこで何か良い方法がないかと模索していたところ、ベクターレイヤーで描画すると線がジャギーにならないということを知ったので早速それで作成してみようと思っています。
その時に何か良いアプリやサービス、ツールがないかを探していたところ、今回の件にぴったりな OSS を見つけましたのでご紹介したいと思います。
今回ご紹介する OSS は、ラスターレイヤーおよびベクターレイヤーを描画することが可能なサービス「Graphite」になります。
「Graphite」はブラウザ上で動作する軽量なベクターグラフィックエディターで、無料で使用可能な OSS になっています。
それでは早速詳細についてみていきましょう。
目次
特徴
「Graphite」の特徴としては以下の点が挙げられていました。
- レイヤーとノードを融合するノードグラフ合成エンジンを搭載
- ラスターレイヤ、ベクターレイヤーで描画可能
- ノードベースのコンポジターを使用することで、画像効果を適用し、生成 AI を活用した画像を生成可能
- プログラミング言語 Rust で作成されており、速度、性能ともに高品質
上記は「Graphite」の機能の一部だけを紹介していますので、より詳細について知りたい方は公式サイトをご確認いただければと思います。
利用手順
「Graphite」の利用方法としては、公式サイトにアクセスした後、右上にある「Launch」ボタンを選択することで利用可能です。
もしくは、以下のエディタ用 URL に直接アクセスしても利用可能です。
使用感
早速私のほうでもこちらの「Graphite」を使用してみました。
エディタを開くとサンプル「Red Dress」があったので、今回はこちらを開いて動きを見てみました。
上図のようにマウスで対象のノードを選択してドラッグできたり右サイドメニューを操作することでレイヤーノードを追加・編集することが可能です。
「Graphite」ではほかにも例として「Valley of Spires」のサンプルが用意されていたり、「Procedural String Lights」といったサンプルが用意されているので、触りを確認する際にはとても良いと思いました。
まとめ
今回は、ラスターレイヤーおよびベクターレイヤーを描画することが可能なサービス「Graphite」という OSS についてご紹介いたしました。
「Graphite」を使用することで、ブラウザ上のエディタで直感的に操作できることからラスターレイヤー・ベクターレイヤーを簡単に描画することができるため、デザイナーの方はもちろん、初心者の方においても重宝するのではないでしょうか?
私自身も今後アイコンなどで絵を描画する際はこちらの「Graphite」を使用していきたいと思いました!
気になった方はぜひ一度こちらの OSS「Graphite」を使ってみてはいかがでしょうか。