概要
みなさまはデジタル端末をいくつ使用して普段お過ごしでしょうか?
私はノートパソコン(Windows)、デスクトップパソコン(Ubuntu)、スマートフォン(iPhone、Android)、タブレット(Android)の 5 台を使用しています。
こうして整理してみると自分って意外とデジタル端末を持っているなと思いますが、みなさまはいかがでしょうか?
本題ですが、端末を複数使用していらっしゃる方々ならわかるかもしれませんが、端末間のファイル共有やデータ移行などに苦労していないでしょうか?
私自身はとてもあり、クラウド経由でデータをアップロード・ダウンロードしたり、USB メモリを使用してデータを移行したりしているので、とても大変だし面倒だなと思っています。
そんな不満を持ちつつ今日もネットサーフィングしていたところ、とても面白そうな OSS を見つけましたので、今回はそちらについて紹介したいと思います。
今回ご紹介する OSS は、未来を先取った仮想分散ファイルシステム(VDFS)を搭載したクロスプラットフォームファイルマネージャー「Spacedrive」になります。
こちらはまだ絶賛開発中ということもあり、まだベータ版などは提供されていませんが、近い将来公開されるということなので、先取りでご紹介したいと思います。
目次
特徴
「Spacedrive」は複数の端末のファイルを 1 箇所で整理することができます。
整理可能なファイルはクラウドサービスからオフラインのハードドライブなどかなり多岐にわたっています。
また「Spacedrive」では個人用分散型クラウドに結合することで、安全に直感的に使用することができます。
利用手順
本記事執筆時点では絶賛開発中ということもありまだ一般公開されていませんが、公開可能になったタイミングで GitHub リポジトリにダウンロードリンクが貼られるようです。
ちなみに
タイトルにもあった「仮想分散ファイルシステム(VDFS)」とはなんなのか?と思った方は自分も含めて多いのではないでしょうか?
「Spacedrive」の GitHub リポジトリに説明書きがあったので紹介します。
A VDFS (virtual distributed filesystem) is a filesystem designed to work across a variety of storage layers. With a uniform API to manipulate and access content across many devices, VDFS is not restricted to a single machine. It achieves this by maintaining a virtual index of all storage locations, synchronizing the database between clients in realtime. This implementation also uses CAS (Content-addressable storage) to uniquely identify files, while keeping record of logical file paths relative to the storage locations.
Google 翻訳で訳した内容は以下です。
VDFS (仮想分散ファイルシステム) は、さまざまなストレージ層で機能するように設計されたファイル システムです。多くのデバイス間でコンテンツを操作およびアクセスするための統一された API により、VDFS は単一のマシンに制限されません。これは、すべてのストレージ ロケーションの仮想インデックスを維持し、クライアント間でデータベースをリアルタイムで同期することによって実現されます。この実装では、CAS (Content-Addressable Storage) も使用してファイルを一意に識別し、ストレージの場所に関連する論理ファイル パスを記録します。
簡単にいうと、さまざまなストレージ層で機能するように設計されたファイルシステムで、専用の API を使用してデバイス間でのコンテンツ操作を可能にしてくれるのが「仮想分散ファイルシステム」というようですね。
VDFS についてもっと詳しく知りたいよ、という方は Google などで検索してみるとさらに知識が深まると思います!
まとめ
今回は未来を先取った仮想分散ファイルシステム(VDFS)を搭載したクロスプラットフォームファイルマネージャー「Spacedrive」をご紹介しました。
全く新しい未来のファイルマネージャーということで、私はとても興味をそそられましたがみなさまはいかがだったでしょうか?
開発が順調に進んでいき、公開されることを心から楽しみにしています!
みなさまもこちらの「Spacedrive」について少しでも興味を持ったなら、ぜひ一度公式サイトへ訪れてみてはいかがでしょうか?
ライセンス
GNU Affero General Public License v3.0