概要
唐突ですが、皆さんは普段データベースを利用されますでしょうか？
普段私は PostgresSQL や SQLite を使用していますが、データベースを管理する際にはデフォルトで用意されている UI は個人的には使いにくいなと思う時がよくありました。
いい加減使いにくいデフォルトの UI から脱却したく思い、代替のサービスやアプリケーションなどないかと探していたところ、自分の悩みにマッチしたサービスを見つけることができたのでご紹介いたします。
今回ご紹介する OSS は、オープンソースの Airtable の代替案となりうる「NocoDB」になります。
NocoDB は MySQL、PostgresSQL、SQL Server、SQLite、Mariadb をスマートスプレットシートにしてくれる OSS で、UI がモダンな Web アプリになっています。
それでは早速使い方などについてみてみましょう！
利用手順
使い方はいくつかありますので紹介します。
Heroku を利用する場合
Heroku を利用してみたい場合はこちらから進んでください。
Docker を利用する場合
Docker を利用する場合は、以下のコマンドから実行してください。
docker run -d --name nocodb -p 8080:8080 nocodb/nocodb:latest
- NocoDB は入力としてデータベースが必要となりますので、こちらの本番環境設定を参照してください。
- 上記の入力がない場合は、SQLite にフォールバックされるようです。SQLite を持続させるためには、
/usr/app/data/をマウントしてください。bash docker run -d -p 8080:8080 --name nocodb -v "$(pwd)"/nocodb:/usr/app/data/ nocodb/nocodb:latest
NPM を利用する場合
NPM を利用する場合は、以下のコマンドから実行してください。
npx create-nocodb-app
Git を利用する場合
Git を利用する場合は、以下のコマンドから実行してください。
git clone https://github.com/nocodb/nocodb-seed cd nocodb-seed npm install npm start
ローカルサーバーを起動した際は、http://localhost:8080/dashboard にアクセスしてください。
使用感
今回は NocoDB の README.md で紹介されていたスクリーンショットをみてみましょう。
NocoDB を利用することでデータベースの管理がモダンな GUI で行えるので、とても管理しやすそうですね！
見た目も綺麗ですしパッと見た目も最近の Web アプリちっくですね。
その他、以下のような便利な機能もあるそうです。
NocoDB では独自の App Store もあるようなので、こちらから必要としたいアプリを構築する構築できます。
他には API 周りの操作や Swagger 操作、GraphQL 操作も行えるということで、多くの機能が実装されており素晴らしいですね。
また、こちらで紹介した以外にも特徴を知りたい方は、README.md に詳細が記載されていますので、一度こちらを一読されることをお勧めします。
まとめ
今回はオープンソースの Airtable の代替案となりうる「NocoDB」をご紹介しました。
データベースをモダンな UI を使用して管理したいというニーズを持っている方にとっては、今回紹介した NocoDB はマッチした OSS になるのではないでしょうか。
また、こちらは Web アプリだでけでなくモバイルアプリも今後公開予定とのことですので、目が離せませんね。
興味を持った方は、ぜひ一度こちらの OSS を使用されてみてはいかがでしょうか。
ライセンス
GNU Affero General Public License v3.0
