概要
今回は、Kubernates で実行されるすべてのリソースに対して状況確認を行うことができる IDE「Lens IDE」をご紹介します。
「Lens IDE」は Kubernates を始めたばかりの開発者にとっての参入障壁を低くし、経験豊富な開発者にとっては生産性を大幅に向上させる効果が期待されています。
「Lens IDE」の特徴としては主に以下の点が述べられていました。
- クラスターが適切にセットアップ及び構成されていることを確信できる
- 可視性の向上、リアルタイム統計、ログストリーム、実践的なトラブルシューティング機能を搭載している
- クラスターを素早く簡単に作成できるため、生産性とビジネスの速度が大幅に向上する
詳細については、以下のビデオにて述べられていますので、まずはこちらをご覧になるのが早いと思います。
www-youtube-com.translate.goog
利用手順
「Lens IDE」は MacOS、Windows、および Linux といった OS 用スタンドアロンアプリケーションとなっており、以下の公式サイトから無料でダウンロードすることができます。
使用方法
「Lens IDE」をインストール後、起動すると Lens ID を入力する必要があるので、事前に Lens ID を取得しておく必要があります。
その後、「Lens IDE」が kubeconfig ファイル内のクラスターを自動検出するそうです。
なお、クラスターを手動で追加する場合は、カタログカテゴリ「クラスター」に移動し、右下にある「クラスターの追加」ボタンをクリックします。
クラスターが起動して実行されていると、Lens のデスクトップに以下のようなビューが表示されるようになります。
ここでは簡単に「Lens IDE」について紹介しましたが、もっと詳細な使い方や機能を知りたい方は、公式ドキュメントが用意されていますので、そちらを参考にしてください。
まとめ
今回は、Kubernates で実行されるすべてのリソースに対して状況確認を行うことができる IDE「Lens IDE」をご紹介しました。
Kubernates のクラスター管理は主に CLI でされている方がほとんどかと思いますので、IDE 上で管理できるという点はとても魅力的ですね!
Kubernates の状況確認を IDE 上で視覚的に把握し、調整・操作したいと考えているなら、今回紹介した OSS「Lens IDE」を検討されてみてはいかがでしょうか。