概要
突然ですが、「ZIG」というプログラミング言語をご存じでしょうか?
ZIG は堅牢で最適な再利用可能なソフトウェアを維持するための汎用プログラミング言語ということで、以下の特徴があります。
- Robust(屈強)
- メモリ不足などのエッジケースでも正しく動作する
- Optimal(最適)
- プログラムを動作・実行できる最善の方法で作成する
- Reuseable(再利用可能)
- ソースコードは制約が異なる多くの環境下でも機能する
- Maintainable(メンテナンス可能)
また、そのほかにもコンパイル時の ZIG 独自の新たな実行方法があったり、C 言語・C++ 言語と競合しつつ改善しながらクロスコンパイラとして機能するなどといった特徴もあります。
もう少し中身を少し見てみると C 言語などと相互運用ができそうな、低レイヤーがターゲットのプログラミング言語のようです。
注意点としては、まだ開発中のプログラミング言語(v0.9.1)で今後も積極的に仕様が変わる可能性がるので注意が必要です。
今回は、そんな新しいプログラミング言語「ZIG」について紹介します。
個人的に、新しいプログラミング言語について見てみるのはとても興味をそそられるので、さっそく見てみましょう!
利用手順
以下の ZIG公式ページ - ダウンロードページから、お使いの OS にあったものをダウンロード・インストールして利用することができます。
使用感
さっそく使用してみました!
今回はダウンロードした exe ファイルをそのまま利用して動作確認してみようと思います。
ターミナルを起動、ダウンロードしたフォルダの zig.exe
ファイルがある場所まで移動します。
移動した後は早速以下のコマンドで、同じディレクトリ内にある src
ディレクトリ内の main.zig
をビルド・実行してみましょう!
zig build run
成功すると、以下のようなログがコマンドライン上に表示されます。
info: All your codebase are belong to us.
ちなみに、src/main.zig
の中身は以下の感じで、std.log.info()
で先ほど表示された内容を出力しているようですね。
const std = @import("std"); pub fn main() anyerror!void { std.log.info("All your codebase are belong to us.", .{}); }
ビルドも実行もコマンド一つでできるので、とても簡単ですね。
また、ZIG 言語で開発する際のテキストエディタをどうしようかという話も出てくるかと思いますが、VSCode であればエクステンションもあるようなので、そちらを活用することでサクサク開発も進めることができそうですね!
まとめ
今回は、比較的新しいプログラミング言語「ZIG」について紹介しました。
本記事で取り上げた内容は本の冒頭だけにすぎず、興味がある方はドキュメントを読んでいただけると良いかと思います。
私自身も ZIG 言語については初心者なので、ドキュメントを参考にしながら少しずつ機能などを勉強していけたらなと思います!
ライセンス
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