ソフトウェア開発者のための OSS、まとめてみました!

ソフトウェア開発を行なっている自分が、個人的に面白いと思ったプログラムの最新技術や、オープンソースソフトウェア(OSS)をまとめています!

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React でポップなデザインを使用したいなら!「NeoPOP」

概要

React などでデザインを作成するとき、皆さんは何のモジュールをよく使いますか?

私はぱっと簡単にデザインを作りたいときに MUI を多用していたり、特にデザインに凝りたい場合は Tailwind CSS をよく利用しています。

mui.com

tailwindcss.jp

ただ、正直 MUI のほうがマテリアルデザインということやテンプレートがすでに用意されているので、こちらをよく使っていますが、他の Web アプリやページとデザインが被ってしまうことも多々あり、時々恥ずかしい思いもします。

そんな中、MUI とは少し系統の異なるデザインテンプレート OSS を見つけましたのでご紹介します。

今回紹介する OSS は「NeoPOP」という OSS で、「次世代のより美しく、より肯定的なデザインシステム」というコンセプトで作成された React コンポーネントモジュールです。

GitHub 上のページでは以下の点が特徴としてまとめられていました。

github.com

  • 使いやすく Neo POP デザインシステムに基づいた美しい React コンポーネント
  • カスタムしやすく柔軟に構成可能なコンポーネント
  • 一般的に使用される関数構成
  • 流動的で最適化されたアニメーションがポイント

トップの画像を見てみても上記の画像を見てみても、とてもポップな印象を受けました。

さっそく利用方法などを見ていきましょう!

利用手順

以下のコマンドを React のプロジェクト配下で実行するだけで OK です。

$ yarn add @cred/neopop-web react react-dom styled-components

# or

$ npm i @cred/neopop-web react react-dom styled-components

使用感

GitHub の README にある実装例を、実際にローカルで作成した React プロジェクトに導入してみました。

ソース自体は以下の感じです。

import { Button } from '@cred/neopop-web/lib/components';

const Page = () => {
    return (
        <Button
            variant="primary"
            kind="elevated"
            size="big"
            colorMode="dark"
            onClick={() => {
                console.log("I'm clicked");
            }}
        >
            Primary
        </Button>
    );
};

export default Page;

実際に動作確認してみると、以下のようなデザインのボタンを作成することができました。

ボタンをクリックしたときのレスポンスがとてもなめらかで、MUI では見られなかった動作をしておりとても感動しました!

色や文体はデフォルトのものを利用しているだけですが、こちらもいろいろ試してみることでよりポップな仕上がりなる気がして、より一層明るいデザインになりそうだなと思いました!

まとめ

今回は MUI とは少し系統の異なるデザインテンプレート OSS「NeoPOP」を紹介しました。

「次世代のより美しく、より肯定的なデザインシステム」というコンセプト通り、公式ドキュメントを見てみるととてもポップで明るく楽しいデザインが簡単に作れそうだなという印象を持ちました。

公式ドキュメントStorybook で作成されているので、実際のコンポーネントを試しながら確認できるという点も、React を利用している方にとってはとても嬉しいですね!

私自身 MUI でデザインを作りすぎたこともあったので、新しい風を取り入れることとして、こちらの「NeoPOP」を積極的に取り入れて React のデザインを作成していきたいと思いました。

皆さんも機会があればぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

ライセンス

Apache License 2.0

リンク

playground.cred.club

github.com

Python で Pandas よりも高速な DataFrame ライブラリを探しているなら!「Polars」

概要

近年、Python を使った機械学習がブームで計算処理に Pandas を利用されている方も多いと思います。

今回は、Pandas よりも高速に処理できるといわれている「Polars」をご紹介します。

Polars は元々、メモリモデルとして Apache Arrow Columnar Format を使用して Rust に実装された DataFrame ライブラリでしたが、現在では Python、Node.js でも利用可能です。

GitHub 上の特徴では以下の点が挙げられており、非常にパワフルなライブラリのようです。

  • 非常に高速
  • マルチスレッド処理
  • SIMD
  • クエリ最適化
  • API 対応
  • Rust、Python、Node.js で利用可能

それでは実際に、利用手順などを見ていきましょう!

(注)Polars が現在積極的に開発中(執筆時 v0.22.1)の OSS であり、アップデートは頻繁に行われているため、今後 API が大きく変わる可能性があります。最新情報に関しては、GitHub の最新情報をご確認ください。

利用手順

Python で利用する場合

以下のコマンドよりインストール可能です。

$ pip3 install polars

なお、詳細については以下のドキュメントやユーザーガイドをご覧ください。

Rust で利用する場合

Polars を利用する際は、GitHubmaster ブランチを参照できるよう、以下のコマンドをソース上に組み込んでください。

polars = { git = "https://github.com/pola-rs/polars", rev = "<optional git tag>" }

なお、詳細については以下のドキュメントやユーザーガイドをご覧ください。

Node.js で利用する場合

以下のコマンドよりインストール可能です。

$ yarn add nodejs-polars

なお、詳細については以下のドキュメントやユーザーガイドをご覧ください。

使用感

Python での利用イメージは以下の通りです。

>>> import polars as pl
>>> df = pl.DataFrame(
...     {
...         "A": [1, 2, 3, 4, 5],
...         "fruits": ["banana", "banana", "apple", "apple", "banana"],
...         "B": [5, 4, 3, 2, 1],
...         "cars": ["beetle", "audi", "beetle", "beetle", "beetle"],
...     }
... )

# embarrassingly parallel execution
# very expressive query language
>>> (
...     df
...     .sort("fruits")
...     .select(
...         [
...             "fruits",
...             "cars",
...             pl.lit("fruits").alias("literal_string_fruits"),
...             pl.col("B").filter(pl.col("cars") == "beetle").sum(),
...             pl.col("A").filter(pl.col("B") > 2).sum().over("cars").alias("sum_A_by_cars"),     # groups by "cars"
...             pl.col("A").sum().over("fruits").alias("sum_A_by_fruits"),                         # groups by "fruits"
...             pl.col("A").reverse().over("fruits").alias("rev_A_by_fruits"),                     # groups by "fruits
...             pl.col("A").sort_by("B").over("fruits").alias("sort_A_by_B_by_fruits"),            # groups by "fruits"
...         ]
...     )
... )
shape: (5, 8)
┌──────────┬──────────┬──────────────┬─────┬─────────────┬─────────────┬─────────────┬─────────────┐
│ fruits   ┆ cars     ┆ literal_stri ┆ B   ┆ sum_A_by_ca ┆ sum_A_by_fr ┆ rev_A_by_fr ┆ sort_A_by_B │
│ ---      ┆ ---      ┆ ng_fruits    ┆ --- ┆ rs          ┆ uits        ┆ uits        ┆ _by_fruits  │
│ str      ┆ str      ┆ ---          ┆ i64 ┆ ---         ┆ ---         ┆ ---         ┆ ---         │
│          ┆          ┆ str          ┆     ┆ i64         ┆ i64         ┆ i64         ┆ i64         │
╞══════════╪══════════╪══════════════╪═════╪═════════════╪═════════════╪═════════════╪═════════════╡
│ "apple"  ┆ "beetle" ┆ "fruits"     ┆ 11  ┆ 4           ┆ 7           ┆ 4           ┆ 4           │
├╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┤
│ "apple"  ┆ "beetle" ┆ "fruits"     ┆ 11  ┆ 4           ┆ 7           ┆ 3           ┆ 3           │
├╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┤
│ "banana" ┆ "beetle" ┆ "fruits"     ┆ 11  ┆ 4           ┆ 8           ┆ 5           ┆ 5           │
├╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┤
│ "banana" ┆ "audi"   ┆ "fruits"     ┆ 11  ┆ 2           ┆ 8           ┆ 2           ┆ 2           │
├╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┼╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌╌┤
│ "banana" ┆ "beetle" ┆ "fruits"     ┆ 11  ┆ 4           ┆ 8           ┆ 1           ┆ 1           │
└──────────┴──────────┴──────────────┴─────┴─────────────┴─────────────┴─────────────┴─────────────┘

一見、Python の DataFrame ライブラリ Pandas に似ていますね。

ただ、Pandas には index があるが Polars には存在しないなど、微妙に差があるので使い方については少し注意が必要です。

以下の記事に使用上の PandasPolars の差異についてまとめられているので、一読されることをお勧めします。

zenn.dev

まとめ

今回は、Pandas よりも高速に処理できるといわれている「Polars」をご紹介しました。

Polars は現在も積極的に開発が続けられているということなので、まだまだ不安定な部分もあると思います。

ただ、Pandas よりも高速に動作することや、Python以外の言語(Rust や Node.js)でも利用可能ということもあり、 今後 Polars を利用する場面も増えてくるのではないかと思いますので、早めに新技術をキャッチアップをしておくのもいかがでしょうか。

ライセンス

MIT License

リンク

www.pola.rs

github.com

様々なジャンルのゲームを簡単に作ってみたいなら!「GDevelop」

概要

近年ではコンピューターゲームビデオゲームを使ったスポーツ競技とした「e スポーツ」が公に認知されてきて、世界でもとてもにぎわっていると思います。

私自身もゲームは好きですし、e スポーツ大会などが YouTube でオンライン公開されているとついつい見てしまいます。

ゲームって実際に遊ぶのも、テクニックが高い人のプレイ動画を見るのも、どちらも面白いですよね。

そのようなゲームについて、実際に自分で作ってみたいと思った方も少なくないと思いますが、ゲーム作成ってプログラミング言語をいろいろ駆使したりして大変そうだなと思ったことはないでしょうか?

そこで今回は、プログラミング不要で Web やスマートフォン対応のゲームを簡単に作成することができるゲーム制作ツール OSS「GDevelop」を紹介します。

GDevelop を使用することで、2D ゲームを簡単に作成することができるということなので、さっそく見てみましょう。

利用手順

公式サイト上のオンラインで利用する方法と、ソフトウェアをダウンロードして利用する方法の 2 つがあります。

オンラインで利用する場合

公式サイト上の「Try It Online」を選択することで、ご利用いただけます。

ソフトウェアをダウンロードして利用する場合

公式サイト上の「Download」を選択し、OS にあったソフトウェアをダウンロード・インストールすることでご利用いただけます。

使用感

今回は、オンラインモードで実際に使用してみたのですが、日本語対応になっているのでまずは安心しました(笑)。

GDevelop を利用するのは私も初めてなのでどのようにゲームを作っていけばよいのかと不安でしたが、「クイックツアー」も用意されていたので、まずはこちらに沿って進めてみます。

実際に「クイックツアー」に沿って進めてみたところ、全体の流れとしては以下のようです。

  1. 空のプロジェクトを作成

  2. プロジェクト名を入力して新規プロジェクトを作成

  3. ゲームウィンドウが展開され、そのゲームウィンドウ内にオブジェクトを追加

  4. 新しいオブジェクトを検索(すでに数多くのオブジェクトが用意されている)

  5. wizard オブジェクトを検索

  6. 使用したいオブジェクトを選択し、シーンに追加

  7. 追加したオブジェクトをドラッグ & ドロップして、ゲームウィンドウに追加

  8. オブジェクトに動作を追加するためにマウス右クリック>「ビヘイビアを編集」をクリック

  9. 「ビヘイビアを追加」を選択

  10. トップダウン移動(4 または 8 方向)」を選択

  11. パラメータをセット(今回はデフォルト)し、「適用」ボタンを選択

  12. 画面上部の「プレビュー」ボタンで動作確認!

    プレビューボタンを選択すると、別ウィンドウが立ち上がり、マウス操作で wizard オブジェクトがユーザー操作で自由に動かすことができるのを確認できました!

    さらに「クイックツアー」を追ってみます!

  13. オブジェクトを新規追加

  14. coin オブジェクトを検索

  15. 追加したい coin オブジェクトを選択

  16. coin オブジェクトをシーンに追加

  17. ゲームウィンドウに coin オブジェクトをドラッグ & ドロップ

  18. wizardcoin を集められるようにイベントを設定

  19. 新しいイベントを追加

  20. wizard の条件を追加「衝突」

  21. 「衝突」判定のオブジェクトを coin オブジェクトに設定

  22. 条件を設定完了後、アクションを追加

  23. アクション用のオブジェクトに coin オブジェクトを設定し、アクション「オブジェクトを削除する」を選択

  24. アクション設定完了後、画面上部の「アップデート」を選択し、動作確認

    アップデートボタンを選択することで、再度別ウィンドウが立ち上がり、先ほど設定したアクション「wizardcoin に衝突したら coin が消える」が実行されていることが確認できます!

以上で「クイックツアー」の内容は終了です!

一通りのゲームを、簡単に作成することができましたね!

まとめ

今回は、プログラミング不要で Web やスマートフォン対応のゲームを簡単に作成することができるゲーム制作ツール OSS「GDevelop」を紹介しました。

本記事で紹介したのは「クイックツアー」の内容だけですが、とても簡単に 2D ゲームを作成することができました!

GDevelop ではまだまだたくさんのオブジェクトやアクション、新機能などもありますので、きっと皆さんの頭の中で想像しているゲームも簡単に作成することができると思います!

この機に皆さんもゲームを作ってみてはいかがでしょうか?

ライセンス

  • Coreライブラリ、ゲームエンジン、新しいIDE、およびすべての拡張機能(それぞれ、 Core GDJS new IDE 、および Extensions フォルダー)は、MIT License
  • *名前、GDevelop、およびそのロゴは、FlorianRivalの独占的財産。

リンク

gdevelop.io

github.com

プログラミング言語 Rust の勉強・練習を試したいなら!「Rust By Practice」

概要

2020年代になって注目を集めているプログラミング言語 Rust。

「開発者が最も愛するプログラミング言語」としてとても人気を博している言語ですが、まだ日本語記事などが少なく、勉強するには少々苦労することが多いかもしれません。

今回は、そんな Rust について演習を通して効率よく学びたい方にお勧めな OSS 「Rust By Practice」をご紹介します。

Rust By Practice ではすでに Rust で記述されたソースをユーザーが実際に実行すると、最初はエラーが表示されてうまく実行できないようになっていますが、説明を読んで理解しながらどうすればビルドが通るのかを演習通して学んでいく OSS となります。

それでは早速見ていきましょう。

利用手順

利用方法は、2パターンあり、1 つは公式サイトで利用する方法、もう 1 つは GitHubリポジトリをローカル環境へクローンして利用する方法があります。

なお、どちらを利用しても記載されている内容は同じなので、ご自身が利用しやすい方法をご利用いただければと思います。

公式サイトで利用する方法

以下の公式サイトへアクセスすることで、さっそくご利用することができます。

practice.rs

ローカル環境で利用する方法

1. 事前準備

Rust をローカル環境で動作させるために、ローカル環境に Visual Studio 2022 をダウンロードし、C++ によるデスクトップ開発 をインストールします。

visualstudio.microsoft.com

2. Rust のインストール

Rust 公式ページ から Using rustup (Recommended) をダウンロード・インストールします。

www.rust-lang.org

インストール完了後、Rust が無事に導入できたか、以下のコマンドで確認します。

$ cargo --version
cargo 1.62.0 (a748cf5a3 2022-06-08)

3. mdBook のインストール

Rust 製の GitBook のようなツール(Markdownで書いたドキュメントを html や pdf などで読みやすい形式に変換をかけて公開まで行えるツール)をインストールします。

$ cargo install mdbook

インストール完了後、mdBook が無事に導入できたか、以下のコマンドで確認します。

$ mdbook --version
mdbook v0.4.19

4. Rust By Practice のクローンと実行

以下の GitHub リポジトリをクローンします。

github.com

$ git clone git@github.com:sunface/rust-by-practice.git

クローン完了後、以下のコマンドでローカル実行することで、http://localhost:3000/ へアクセスしてドキュメントを参照することができます。

$ cd rust-by-practice && mdbook serve en/

使用感

実際に自分も利用してみました。

Rust の String について学ぶページを見てみましょう。

上記の画面でソースコードの右上にある「▶」ボタンをクリックすると、記述されている Rust コードを実行することができますが、このままだとコンパイルエラーとなってしまいます。

説明文にもコメントが記述されている通り、Rust では「str タイプを使用することはできないが、&str であれば使用することができます」ということでした。

そこで、コメントの通り、以下の部分を修正して再度実行すると、Success! と表示され、無事成功したようでした。

// Fix error without adding new line
fn main() {
    let s: &str = "hello, world";  // ★ ここを修正

    println!("Success!");
}

Rust By Practice ではこのように演習通して、プログラミング言語 Rust を学べるようですね!

まとめ

今回は Rust について演習を通して効率よく学びたい方にお勧めな OSS 「Rust By Practice」をご紹介しました。

サイト自体は全編英語(または中国語)ですが、簡単な英語で記述されていますので、英語が苦手な私でもすいすい学んで行けそうです!

Rust についてはまだあまりなじみがなかったので、このような演習を通して学ぶことができる OSS があり、とても助かりました。

こちらを通して、今後 Rust を学んでいきたいなと思いました!

皆様も、ぜひこちらの OSS を利用して Rust を学んでみてはいかがでしょうか。

ライセンス

Creative Commons Attribution 4.0 International

リンク

practice.rs

github.com

画像ファイルを RAW 現像したいなら!「darktable」

概要

近年、スマホのカメラ性能が上がってきており、もはや高級カメラを購入せずともスマホで事足りるケースもあると思います。

写真を撮影するということが日常的に行われるようになってくると、写真を撮ることに興味を持つようになりますよね!?

そして写真に興味を持つようになると、今度は画質にこだわりを持つようになると思います(私は画質にこだわりを持ち始めています)!

そうして画質について色々調べてみると、必ず一度は目にする「RAW現像」という文字。

RAW 現像とは、デジタルなカメラ(スマホを含む)で撮影した画像には様々なデータが含まれているのですが、それらを修正して写真の質を上げ、よく耳にする JPG、PNG、GIF などのファイル形式にすることです。

RAW 現像を行うには専用のソフトウェアが必要となりますが、この RAW 現像について無料で行える OSS がありましたので紹介します。

今回紹介する OSS は RAW 現像を行うことができるソフトウェア「darktable」というものです。

この darktable はマルチプラットフォーム対応(WindowsiOSLinux で利用可能)であり、こちらのソフトウェアを利用することで、RAW 現像を簡単に無料で行うことができます。

では早速使い方などについてみてみましょう。

利用手順

公式サイト からインストールことができます。

「install」リンクからダウンロードページへ遷移していただき、darktable をダウンロート・インストールしてください。

使用感

実際に自分も darktable をインストールしました。

darktable はインストールした段階ですでに日本語化対応されています。

また実際に画像をインポートする場合は、darktable 左上にある「インポート」メニューを選択し、RAW 現像したい画像を入力することで「ライトテーブル」というウィンドウ上で扱うことができます。

darktable には「ライトテーブル」と「ダークルーム」の2つがあります。

ライトテーブル」では先ほどインポートした画像の、主にタグの編集やメタデータExif 情報)などの編集を行うことができます。

「ダークルーム」では主にライトテーブルに追加した画像の加工を詳細に操作することができます。

「ダークルーム」では、主に右サイドバーに表示されている「着色」や「色のコントラスト」、「RGBレベル」などを操作することで、画像ファイルを事細かく調整することが可能となります!

まとめ

今回は、写真などのデジタル画像ファイルを RAW 現像することができるソフトウェア「darktable」を紹介しました。

OSS なので無料で利用することができますし、メニューも数多くあるので、自分好みにデジタル画像を調整することもできます!

操作性もシンプルでわかりやすいので、はじめに触る RAW 現像ソフトウェアとしてもよいかもしれませんね。

OSS を色々見ているとこのような素晴らしいソフトウェアに出会えることが多々あるので、大変面白いです。

引き続きこのようなわくわくする OSS アプリを探す旅に出かけようと思います!

ライセンス

GNU General Public License v3.0

リンク

www.darktable.org

github.com

パソコンでもスマホでも利用できるシンプルなメモ・ノートアプリをお探しなら!「Joplin」

概要

みなさんパソコンやスマホでメモを取るとき、何かしらのメモ帳やテキストエディタをご利用されていると思いますが、メモ帳やテキストエディタは基本的に文章を記述するだけのため、画像を張り付けていい感じにメモやノートをとることはなかなか難しいことも多いかと思います。

今回は、OSS としても最近話題になっている、とてもシンプルで使いやすいメモ・ノートアプリ「Joplin」を紹介します。

Joplin はマルチプラットフォーム対応のアプリのため、WindowsMacLinuxiOSAndroid どの端末でも利用可能で、さらにクラウドストレージ(OneDrive、DropboxAWS S3 など)を経由して同期することができます。

記述方式は Markdown ですので、記法に慣れてしまえばとても簡単にきれいなアウトプットを作成することができます!

それでは早速利用してみましょう。

利用手順

Joplin をインストールするには、公式サイト のダウンロードボタンからアプリをダウンロードします。

また、Windows 以外の端末にアプリをインストールしたい場合は、こちらのページからダウンロードすることができます。

使用感

Joplin をダウンロードし、端末にインストールが完了したら、起動すれば joplin を利用することができます。

実際に私も利用してみたのですが、Markdown の記法さえ覚えてしまえばとても簡単にきれいなメモ・ノートをとることができました!

また、アプリ自体も軽く、かつデザインもシンプルできれいなので、文字入力操作をしていても何のストレスもなく、使っていてい気持ちが良かったですね!

メモしたい画像などは、配置したい場所にドラッグアンドドロップ操作で簡単に貼り付けることができます!

Windows 版の Joplin で作成したファイルの格納場所は「Tools」>「Options」をクリックして表示される設定画面に記載されているので、生ファイルを操作したいときはこちらを確認すること良いでしょう。

Joplin に張り付けた画像は上記のパス配下の resources フォルダに格納されます(すでにデフォルトの画像が格納されています)。

ちなみに、Windows 版は起動時は英語表記になっていますが、メニューの「Tools」>「Options」をクリックして設定画面を開き、「General」>「Language」で「日本語」を選択することで、表記も日本語となるので、英語アレルギーの方は設定されることをお勧めします。

まとめ

今回は、OSS としても最近話題になっている、とてもシンプルで使いやすいメモ・ノートアプリ「Joplin」を紹介しました。

さまざまなメモ・ノートアプリが乱立する今日この頃、とてもシンプルで使いやすい「Joplin」に出会えたことで、今後はメモを取る際はこちらのアプリを優先的に利用しようと思いました!

データに関しても自分で E2E 暗号化を使用しているので、データに関してもアクセスされにくい点もよいですね!

ただ、記述方式は Markdown ですので、パソコン以外から記述する際には少々苦労するかもしれませんが、もし iOSAndroid などのスマホで Joplin を利用する際は閲覧としてのご利用が良いかもしれません。

どちらにせよ、私自身は Markdown 記法に慣れていますし、Markdown でメモを取ることが好きなので、これから積極的に利用させていただこうと思います!

ライセンス

MIT License

リンク

joplinapp.org

github.com

MacOS で使用できる世界中の人々が使っていてお勧めするソフトウェアが気になるなら!「Awesome Mac」

概要

みなさんの使用しているパソコンは Windows でしょうか?それとも MacOS でしょうか?

私は Windows をメインで使用しており、MacOS を長らく触っていません(MacBook Air M1 を購入しようとしましたが完全にタイミングを見失ってしまいました)。

ソフトウェア業界であったりモバイルアプリケーション業界、もしくは Web アプリケーション業界でも昨今では MacOS を利用している人は多いですし、動画編集者や音楽業界の方々も MacOS を利用している方は最近多く見られます。

そんな MacOS を利用している方に今回紹介したいのは、世界中の人々がおすすめする MacOS ソフトウェアをまとめた OSS リスト「Awesome Mac」になります!

wangchujiang.com

こちらはその名の通り、MacOS で利用できる素晴らしいソフトウェアをまとめたリストになっていて、各ソフトウェアのリンク先をまとめられたものになっています。

Windows ユーザーの方にとってはなじみが薄いソフトウェアばかりかもしれませんが、今回はご容赦ください。

利用手順

以下の Awesome Mac のホームページにアクセスすることで、MacOS で利用することができる素晴らしいソフトウェアのリストを閲覧することができます。

wangchujiang.com

使用感

私自身も実際こちらのサイトを閲覧してみたのですが、Windows ユーザーでも知っている有名なソフトウェアが多くみられました!

中には Windows ユーザーでもよく利用している EmacsLibreOfficeVisual Studio Code などもあり、有名どころもいくつかありますね。

私は Windows ユーザーのため、リストに上がっているソフトウェアについて実際にダウンロードすることができずに残念ですが、Windows ユーザーからしてみると、MacOS にはまだまだ名前も知らない素晴らしいソフトウェアがたくさんあるんだなと思いました。

もしかしたら MacOS ユーザーの方々にとっては当たり前のソフトウェアもあるかもしれませんが、私自身としてはとても新鮮で、大変興味深く閲覧させていただきました。

まとめ

今回は、世界中の人々がおすすめする MacOS ソフトウェアをまとめた OSS リスト「Awesome Mac」を紹介しました。

MacOS で利用できるソフトウェアのリストを紹介しただけだったので、Windows ユーザーの方にとっては少し退屈だったかもしれませんが、Windows にはない MacOS だけのソフトウェアもあるんだなと思い、まだまだ自分の知っている世界は小さいなと改めて実感しました。

Awesome Mac のホームページにはソフトウェアを各種類ごとに分けているのですが、それだけでもたくさんのソフトウェアがあるので、時間があるときに自分も一通り眺めていきたいなと思いました。

そして、今後 MacBook を購入して MacOS 使いになった際には、ぜひこちらのソフトウェア一覧を参考にして、面白いソフトウェア・役に立つソフトウェアをインストールして楽しい Mac 生活を送りたいなと思いました!

ライセンス

Creative Commons Zero v1.0 Universal

リンク

wangchujiang.com

github.com