ソフトウェア開発者のための OSS、まとめてみました!

ソフトウェア開発を行なっている自分が、個人的に面白いと思ったプログラムの最新技術や、オープンソースソフトウェア(OSS)をまとめています!

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Azure 試験を YouTube 動画で学びたいなら!「Certification Materials」(ただし言語は英語のみ)

概要

Azure の勉強を行っている方もいると思います。

基本は Microsoft の公式サイト「Microsoft Docs ラーニングパス」を参照すれば事足りると思います。

参考:Microsoft Certified: Azure Fundamentals (AZ-900)

docs.microsoft.com

しかし、今や動画の時代、動画で学びたいという方も多いと思います。

Udemy などでも Azure 試験の勉強対策動画などが上げられていますが、基本は有料です。

そこで、基本の無料の YouTube でAzure 試験対策を行えるサイト「Certification Materials」を紹介します。

こちらは Azure の試験対策内容を YouTube 上で説明してくれる「John Savill」さんの YouTube チャンネルで、AZ-900 をはじめとして、ほとんどの Azure 試験の内容について YouTube 上で解説しています。

基本は英語だけのため、英語が苦手な方はなかなかとっつきにくいとは思いますが、動画ですので流し見ながらでも勉強になると思います。

利用手順

以下の GitHub に Azure 試験毎の YouTube へのリンクが張ってありますので、こちらから勉強したい Azure 試験の動画を閲覧してください。

github.com

使用感

GitHub 上のページにアクセスすると、以下のように Azure 試験毎に YouTube へのリンクがまとめられている目次が見つかります。

こちらから、学びたい試験の動画をアクセスすることで、勉強することができます。

また、YouTube 動画だけでなく、表の Artifact を閲覧することで、その資料も閲覧することができます。

時間がない方などは、ぜひこちらを閲覧してみるとよいでしょう。

まとめ

今回は Azure の資格試験を動画で無料で学べる Web サイト「Certification Materials」を紹介しました。

私自身は Microsoft Docs のラーニングパスで勉強していたのですが、動画があればもう少しわかりやすく勉強できたのかなと思っています。

これから Azure 試験の勉強をする方、ぜひ一度 YouTube で気軽に勉強ができるサイト「Certification Materials」を試してみるのはいかがでしょうか。

※ ただし、すべて英語です。

ライセンス

  • 特に見当たりませんでした。

リンク

github.com

ローカルファイルをもっと簡潔に探したいなら!「Orange」

概要

パソコン内のフォルダやファイルに存在するファイルを探すのに苦労したことはありませんか?

私は日ごろ Windows 端末を使用しているのですが、あのファイルどこだっけなと思ったときに、エクスプローラーの右上にある検索ボックスにファイル名を入力して検索しています。

ただ、この方法だとありえないほど時間がかかるのと、時間をかけて検索できたとしても「検索結果なし」の文字が出たときはとても落胆します。

そんな時に GitHub で見つけたのが、こちらの Orange という OSS ソフトウェアです。

github.com

OSS を起動すると以下のような画面が表示されます。

ウィンドウ上部にある検索ボックスに検索したいフォルダやファイル名を入力すると、すぐに検索された結果が表示され、検索結果をダブルクリックするとそのフォルダ(またはそのファイルが含まれるフォルダ)がエクスプローラで表示されます。

GitHub のトップページに GIF がありますので、そちらを見るとさらにサクサク感がわかります。

利用手順

GitHubRelease ページへ行き、OS にあったソフトウェアをダウンロードして試してみてください。

使用感

使用してみた感じ、GitHub のトップページの GIF にあるようにとてもサクサク動きました!

ただ、最初に起動したときだけ、パソコン内の全ファイルを検索するようなので、初回起動のみ時間がかかりますが、それもほんの少しだけでした。

Windows エクスプローラ標準の右上の検索ボックスでファイルを検索するよりも、すぐに結果が返ってくるのでストレスフリーに使用できます。

また、エクスプローラが別ウィンドウで表示されるのもいいですね。

こんなところに格納したのか!など、この Orange をお試し利用している中で見つけられたファイルもあり、とても便利でした。

なお、まだバージョンが 0.2.0 ということですので、これからさらに快適に、かつパワーアップすると考えるととても楽しみですね。

まとめ

今回はローカルファイルを高速かつ簡潔に探すことのできるソフトウェア「Orange」を紹介しました。

Windowsエクスプローラの右上にある検索ボックスを利用したフォルダ・ファイル検索よりも圧倒的に高速に結果が返ってきました!

見つからないファイルを見つけたい、あのファイルどこに置いたっけななど、探し物で困っている方は、こちらの「Orange」を利用してみてはいかがでしょうか。

ライセンス

リンク

github.com

読みやすいフォントを探しているなら!「BIZ UD明朝」「BIZ UDゴシック」

概要

モリサワの「BIZ UD」シリーズは「文字のかたちがわかりやすいこと」「読みまちがえにくいこと」「文章が読みやすい」をコンセプトに開発された「ユニバーサルデザイン(UD)」のフォントで、年齢や性別などにかかわらず多くの人々が利用しやすいように開発されました。

参考:MORISAWA BIZ+ | フォント製品 - 株式会社モリサワ

www.morisawa.co.jp

そのモリサワの「BIZ UDゴシック」と「BIZ UD明朝」が GitHub で公開されました。

ライセンスを確認してみると「SIL Open Font License, Version 1.1」ということで、単純にフォントとして使用する場合、個人利用・商用利用にかかわらず無償で使用することができ、さらにはゲームやスマホアプリなどのソフトウェアへの組み込み、Web フォントとしての利用も可能で、幅広く利用することができます。

参考:フォントのライセンスについて _ 自家製フォント工房 > SIL Open Font License 1.1

jikasei.me

利用手順

Windows 10 では Windows 10 October 2018 Update から、macOS では Catalina から MORISAWA BIZ+ 無償版で BIZ UD フォントが利用できるようになっています。

ここでは実際に OSS からフォントをインストールしてみます。

※ 筆者が Windows 10 ユーザーのため、ここでは Windows 10 でのインストール方法のみ記述します。

  1. GitHub ページの Releasesから morisawa-biz-ud-mincho-fonts.zip をダウンロードします。

  1. ダウンロードした ZIP ファイルを「すべて展開」し、C:\Users\tomoyuki\Downloads\morisawa-biz-ud-mincho-fonts\fonts\ttf からフォントを Windows 10 にインストールします。

なお、上記でインストールしたフォントは C:\Windows\Fonts に格納されています。

また、最近の Windows には BIZ UD フォントがデフォルトで入っているようですね。

使用感

今回紹介した「モリサワ BIZ UDゴシック」「モリサワ BIZ UD 明朝」と、Windows のフォントとしてよく利用されている「メイリオ」「游ゴシック」と比較してみました。

これまでは好んでメイリオを使用していたのですが、BIZ UD ゴシック・明朝、ともに見やすいです。

特に個人的には BIZ UD 明朝が好きですね。

文字がすっと入って認識しやすいと思います。

まとめ

今回は GitHub 上で公開されたとても見やすいフォント「モリサワ BIZ UD 明朝」と「モリサワ BIZ UD ゴシック」を紹介しました。

ライセンス自体も SIL Open Font License 1.1 ということで、個人的な利用でも商用利用でも使いやすいフォントとなりそうですね。

なにより、とても見やすいので、これまでメイリオなどを使っていたユーザーの方も、一度 BIZ UD 明朝・ゴシックに変えてみて、気分転換してみるのはいかがでしょうか。

ライセンス

リンク

github.com

github.com

今進むべきソフトウェア開発者のロードマップ!「roadmap.sh」

概要

ソフトウェア開発者にとって、今後何を学びどのようなキャリアを選び、どのようなスキルを得たらよいのか不安になることがありますよね。

私自身も主にフロントエンドのソフトウェア開発をしている身なのですが、今後どのようなスキルや知識、経験を積めばよいのか指針があるといいなと思うことが多々あります。

そこで、ソフトウェア開発者の方々にとってはとても有名かもしれませんが、今一度「ソフトウェア開発者のためのロードマップ」OSS について紹介させてください。

利用手順

以下の Web サイトにまとめられているので、こちらか訪れてみてください。

roadmap.sh

使用感

上記のサイトにアクセスすると、以下のカテゴリごとに詳しいロードマップが載っています。

※ roadmap.sh はライセンスにより、画像をブログ上に乗せることが許可されていないため、今回のブログでは画像はほとんどありません。

私自身、フロントエンドの開発だと ReactAndroid などに関連する開発をよく行っていますし、バックエンドの開発だと PythonJava での開発を行っているので、それらに関して確認してみます。

どれも中途半端に使える程度の知識量なので、ロードマップ上ではどの程度かなと確認してみたのですが、どれも真ん中ぐらいの到達具合でした。

上から真ん中くらいまでのロードマップにおける技術やサービス名にについては大体知っていてほっとした反面、ロードマップを過ぎ去っていた部分においても、細かすぎてこれまで触ってこなかった技術とかもあったりしました。

自分の中ではあまり有用でないと思っていたものも、ロードマップをまとめている OSS 管理者の方にとっては重要な技術だったのかなと思い、再度勉強しなおそうと思うようになりました。

また、これからのロードマップを見てみても、よく話には聞くけどこれまで積極的に触ってこなかった技術やサービス・フレームワークがたくさんありました。

これから開発を進めていく中で、興味を持ってそれらの技術を触っていければなとも思いました。

まとめ

今回は、ソフトウェア開発者の方ならおそらく知っているであろう、有名なロードマップ「roadmap.sh」という OSS を紹介しました。

これからソフトウェア開発で仕事をしていく方にとっても、ベテランのソフトウェア開発者にとっても、スキルを身に着ける上での良い指針になるのではないかと思います。

こちらで紹介されている技術やサービス・フレームワークOSS を運用管理している人たちや世界中の方々が大切だと考えている技術が載っていると思っています。

今一度このロードマップを確認して、自分自身のスキルの確認や、これから学ぶべきスキルについて見てみるのはいかがでしょうか。

ライセンス

リンク

roadmap.sh

github.com

様々なプログラミング言語やソフトウェア開発手法をいろいろな言語で学びたいなら!「free-programing-books」

概要

現在インターネット上にはプログラミング入門サイトやドキュメント類、ソフトウェア開発手法がたくさん載っています。

ただ、本当にいろいろありすぎて逆にどのサイトを見ればよいのかなど、迷うときがあるのではないのでしょうか。

今回は、様々なプログラミング言語やソフトウェア開発手法が 1 つの Git リポジトリにまとめられており、かつ多言語毎にリスト化されている OSS 「free-programming-books」を紹介します。

「free-programming-books」は本当に様々なプログラミング言語の公式ドキュメント・簡単に説明してくれているブログサイトを紹介していたり、プログラミング言語以外のソフトウェア開発手法についても参考になるサイトを紹介しています。

利用手順

以下のリンクから「free-programing-books」のトップページに遷移できます。

ebookfoundation.github.io

2022年3月23日時点で日本語に翻訳されているのは、以下の2つのコースです。

使用感

自分は JavaScriptPython をよく使うので、それらのサイトを覗いてみました。

JavaScript の方はこれまでよくお世話になった基礎的なサイト(とほほのJavaScript日本語リファレンス - 古籏一浩)から、恥ずかしながら初めて訪れたサイト(中上級者になるためのJavaScript - Kenju)までありました。

また、Python の方も見てみたのですが、こちらもたくさんありますね。

基礎文法の話から、自然言語処理機械学習、Web アプリとジャンルが多岐にわたっているので、Python での開発においては多くカバーされている印象を受けました。

一方、JavaScript の有名なライブラリ React についてもドキュメント紹介があったのですが、数は少なくかつ古い Web サイトだったので、もし気になる方がいればプルリクエストなどで参考になる解説サイトを紹介・リンク貼り付けするなどして、 OSS 活動に貢献するのもよさそうだなと思いました(これだけの Web サイトを管理するのは、とても大変ですしね)。

まとめ

今回は様々なプログラミング言語やソフトウェア開発手法が 1 つの Git リポジトリにまとめられている OSS 「free-programing-books」を紹介しました。

日本語に翻訳されているページも多く、多くのプログラミング言語や、ソフトウェア開発手法について学びたい際に参考になる OSS かなと思っています。

また、ところどころ紹介されている Web サイトが古かったりするので、プルリクエストなどを通して OSS 活動に参加してみるのも良い OSSかなと思いました。

ライセンス

リンク

ebookfoundation.github.io

github.com

誰でも簡単に手書きのような図を描ける描画ツール!「Excalidraw」

概要

Web 上で図を描くのってなかなか大変ですよね。

他人にイメージを伝えるには絵を描いて共有することが手っ取り早いですが、パソコン上、さらにはマウスを使うとなるとなかなか大変です。

コロナが蔓延する前では学校や会社に集まって話し合いをするときに、黒板やホワイトボードを使ってよく意見をまとめていましたが、リモート授業やテレワークが始まるとやはり意見を出し合うのはテレビ会議

ホワイトボードのような気軽に図をかけて共有できるツールがないかなと思っていたところ、「Excalidraw」に出会いました。

こちらは知る人ぞ知る、手書きっぽい優しい雰囲気の図形をとても簡単に描ける描画ツールで、私を含めてマウスで図を描くのが億劫な人にとってはとても最適なツールではないかと思っています。

利用手順

以下の Web アプリにアクセスするだけで開始できます。アカウント登録すらも必要ないので、本当に気軽に誰でも使用できます。

excalidraw.com

使用感

アクセスすると以下のホワイトボード画面が表示されます。

言語は「日本語」も選択可能なので、さっそく変更しました。

使い方も本当に簡単で、画面上部にある図形を選択して、ホワイトボード上でマウスドラッグすることで簡単に図形を描くことができます!

また任意のテキストも入力できますし、フォントも手書き風からコードスタイル、色も左側のボックスから変更することもできます。

また、お気づきの方もいるかもしれませんが、左上の人が 2 人いるアイコンを選択することで、共同作業を行うこともできます。

ここではウィンドウを 2 つ広げて 2 セッションでスクリーンショットを取ってみました。

タイムラグなどもなく、とてもスムーズにやり取りができます。

さらに、ヘルプボタンも右下にあるので、操作に困ったりショートカットキーについて知りたい場合もすぐに確認できます。至れり尽くせりですね!!

まとめ

今回は手書きっぽい優しい雰囲気の図形をとても簡単に描ける描画ツール「Excalidraw」を紹介しました。

アカウント登録など面倒な操作は全く不要で、Web ブラウザ上にホワイトボードを展開して、図形を本当に簡単に描くことができる Web アプリでした。

また、描いた図形を保存したり、他人と共同作業するなどシンプルですが様々な便利な機能がたくさんあるとても使いやすいツールでした。

私もリモート会議などをする機会があるのですが、その際はこの「Excalidraw」を使用して、参加者と積極的にやり取りをしようかなと思っています!

図をこれまでパソコン上で書いていなかった人でも、簡単に思った通りに描画できるので、初心者でも簡単に扱えます!

ここでは紹介しきれていない機能などもあるので、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか?

本当におすすめです!

ライセンス

リンク

excalidraw.com

github.com

ターミナル画面でゲームフリーク社の有名なゲームっぽいものが遊べる!「Pokete - Grey Edition」

概要

ゲームフリーク社といえば、誰しもが知っている有名な、モンスターをボールに捕まえて遊ぶゲームを作った会社ですね。

www.gamefreak.co.jp

今回は、そのゲームスタイルをまねて、小さなターミナル画面上で遊べるように開発された OSS を紹介します。

私も実際に触って遊んでみたのですが、とてもしっかり作られており、軽く熱中してしまいました (笑)。

まだ全容を把握できてはいないのですが、簡単に紹介しようと思います。

利用手順

インストール方法は GitHubInstallation ページに記載されている通り、以下のコマンドを実行することで簡単に導入できました。

$ git clone https://github.com/lxgr-linux/pokete.git
$ cd pokete
$ pip install scrap_engine
$ pip install pynput  # <-私の環境では必要でした
$ ./pokete/pokete.py

起動に成功すると、以下のような Welcome 画面が表示されます。

自分の名前を入力して、冒険をスタートさせましょう!

使用感

キャラクターは w上、a左、s下、d右で操作できます。

家を出ると下図のようなマップに移動します。

緑の ;;; はいわゆる草むらで、ここをキャラクター走り回っていると、野生モンスターに遭遇します!

モンスターに遭遇したら、倒すかポケットボールで捕まえるかしましょう。

見事捕まえられれば、自分の手持ちに入れることができます。

また、街にはポケットボールが落ちてたり、トレーナーと戦うことができます。

その他にも、モンスターごとの相性表なども用意されており、作者のこだわりを感じます!

まとめ

今回は、かの有名なゲームフリーク社が手掛けたモンスターをボールに捕まえて遊ぶゲームに似た、ターミナル上で遊べる OSS を紹介しました。

この記事を書く際にスクショをいろいろとっていたのですが、ついつい遊んでしまい、とても時間がかかってしまいました (笑)。

とても完成度が高く、ターミナルで遊んでることさえ忘れさせてくれます。

みなさん、ターミナル上で遊ぶゲームなんて所詮とは思わず、一度体験してみてはいかがでしょうか。

ライセンス

リンク

lxgr-linux.github.io

github.com